カカオ豆からチョコレートができるまでの全工程とは?バレンタイン前に知っておきたい雑学

2月14日はバレンタインデー。街中にチョコレートが並ぶこの季節、多くの方が誰かに渡したり、自分へのご褒美として楽しんだりしていることでしょう。
ところで、この「チョコレート」が一体どのように作られているのか、ご存じでしょうか?
カカオ豆から作られているというのは有名な話ですが、実際には多くの工程を経て板チョコとして完成します。
今回は、カカオ豆からチョコレートができあがるまでの流れを、簡単にわかりやすく解説していきます。
カカオ豆からチョコレートができるまで
チョコレートができるまでには、実に多くの工程と手間がかかっています。
①カカオの収穫
熟したカカオの果実から、白い果肉に包まれたカカオ豆(種子)を取り出します。
②発酵と乾燥
取り出したカカオ豆を数日間発酵させ、続いて天日でしっかりと乾燥させます。発酵によって豆にチョコレート特有の香りや風味が加わります。
③焙炒(ばいしょう)
乾燥させたカカオ豆を炒ることで、香ばしい香りを引き出します。
④粉砕と選別
豆を砕いて、皮や不純物を取り除き、食用部分だけを取り出します。この状態のものをカカオニブと呼びます。
⑤ブレンド
風味の異なるカカオニブをブレンドして、味のバランスを整えます。
⑥磨砕(まさい)
カカオニブをすり潰し、摩擦熱によってドロドロに溶かします。このペースト状になったものをカカオマスといいます。
⑦材料の追加
カカオマスに砂糖やミルク、ココアバターなどを加えて混ぜ合わせ、チョコレート特有の味わいを調整します。
⑧テンパリング(温度調整)
チョコレートの油分を安定させるため、温度を調整しながら冷却。これにより、光沢がありパリッとした食感のチョコになります。
⑨型に流し込み冷やす
混ぜたチョコレートを型に入れて冷やし、形を整えます。
⑩完成
型から外して包装すれば、ようやくチョコレートの完成です。
手間暇かけて作られるチョコレート
チョコレートは、ただの甘いお菓子ではなく、長い工程と技術が詰まった食品です。
日常的に見かける板チョコも、収穫から製造までには多くの職人の手が加わっています。
最後に
今回はチョコレートができるまでの流れを簡潔にご紹介しました。
もしさらに詳しく知りたい方は、製菓メーカーや専門団体のホームページなどで紹介されている本格的な工程を見てみるのも面白いですよ。
バレンタインを迎える前に、チョコの奥深さにぜひ触れてみてください。





